20260830 日記
日曜、くもり。10時起床。外に出ると涼しい。夏の終わり。
ひきつづき風邪気味。NHK将棋杯は千田八段と吉池四段。吉池四段は色気があって男前である。
村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』を読み進める。主人公は札幌から東京へ戻ってくる。14歳の少女が旅の仲間に。ヴィム・ヴェンダースの映画みたいになってきた。
午後から博論。今日は調子がよく、良い文章が書けた。時々こういう日がある。
サイモン・クリッチリー『ヨーロッパ大陸の哲学』をはじめから読み返す。古代ギリシャの哲学において、世界についての理論的な知識と人生についての倫理的な知恵は切り離されてはいなかった。アリストテレスは宇宙が「目的因」に沿って、つまり何らかの目的に適合するように作られており、しかもこの目的は結局のところ人間の目的もあらわしていると考えていた。それゆえ世界についての知識は私たち人間が何であるかと同時に、どうあるべきかを教えてくれるはずだった。
新しく購入したラジオで村上radioを聞く。今日のテーマは「珍しい楽器で聴くジャズ」。7時開始なので、ちゃんと6時50分に帰宅してチューニングを合わせて聞いた。こういうのは楽しい。番組の最後に"The style is index of the mind."「文体は心の鏡」という言葉が紹介されていた。良い言葉ですね。
夜に小説を書く。博論と同じく、よく筆が進んだ。
20280831 日記
月曜、曇り。10時半起床。
村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』文庫版の上巻を読了。主人公がカフカの『審判』を読んでいると、二人の警察官がやってきて主人公を連行してしまう。
今日も風邪気味で微妙に体がだるい。内科に行って漢方薬をもらってきた。さらに皮膚科に行く。
その間に博論を少し進める。やや座礁気味。こういうときはテクストに帰るべきだろう。
というわけで夜は作家の翻訳にとりかかる。批評家論だが、天才論でもある。非合理主義と合理主義の対立がテーマになっているので、博論の内容とも関連しそう。
20260901 日記
火曜、くもり。10時起床。今日から長月。
村上春樹『職業としての小説家』を読む。これは朝の楽しみなので、長続きさせるために一章だけ読んだ。村上によれば小説家に必要なものは根気である。大事なことは、つづけること。
博論を進める。加速という概念には、到達も頂点もない。昨日は難航した箇所だが、やはり午前中は頭がよく回るのか、筆の進みがよい。明日も朝は執筆に当てたい。
パノフスキー『イデア』を読む。プラトンにおいて現象を超えたところにある形而上学的な真実在であったイデアは、キケロにおいて既に芸術家の精神のうちにある表象ないし直観となる。こうしたイデアは芸術のうちに「入り込む」美の原理であり、イデアを作品に表現することが作家のつとめとなる。ルネサンスにおける「イデア」概念もおおよそこれと同じで、キケロ以降の理論家たちはみな、プラトンにおいては芸術と疎遠だったイデア概念をなんとか美学の領域へと取り込もうとして努力している。この過程でイデアは反プラトン的なものに変わっていったのである。
Hunter×HunterはNo.419◇実践。自室を抜け出したツェリードニヒは、念能力「刹那の十秒(ラプラスデビル)」により周辺の厳重警備を潜り抜ける。たどり着いたのはカジノエリア。好きなキャラなので長生きしてほしい。
夜にAIとドイツ語で会話してみた。初めての経験。妙に緊張してあまり口が回らなかった、良い練習になるので、明日もやってみようか。
中川純子『音読で学ぶドイツ語』をひきつづきおさらいする。"Unsere Tochter will im August allein mit ihrem Freund nach Paris."で「私たちの娘は八月に恋人と二人きりでパリに行くつもりです。」alleinの使い方がおもしろい。(29/155)
20260902 日記
水曜、くもり。9時半起床。
村上春樹『職業としての小説家』を読み進める。第2章では作者が小説家としてデビューするまでの経験や。デビュー当時の思い出が語られる。『風の歌を聞け』ははじめ生硬な日本語で書かれ、次に簡単な英語で書き直され、それを日本語へさらに「翻訳」して生み出されたらしい。一つの作品を書くということには、さらに何か偶然の天啓のようなものが働いていることがいくつかのエピソードを挟みながら語られる。
午前中に博論を進める。ふたたび書き直し作業。
夜は何もせず、早く寝る。明日は久しぶりの休み。
2026090 日記 22:27
木曜、くもり。9時半起床。
村上春樹の『職業としての小説家』を読みすすめる。3章では文学賞について、4章では作家のオリジナリティについて語られている。オリジナリティというのはおおざっぱに言うと「作品に現れたその人らしさ」のことだが、これは不変のものではなく、むしろ「時間の中で発展していくもの」だという。面白い見方。
午前中に博論を進める。昨日につづき、ここ二週間くらいで書いた部分の書き直し。
午後から市立図書館へ。ニーチェの『善悪の彼岸』を読む。第一章「哲学者の偏見」では「真理への意志」の背後に潜む価値判断が主なテーマとなる。認識衝動はいくつかの動物的欲望によって突き動かされているということ。
翻訳を進める。難しい!
森博嗣『森博嗣のツールボックス』を読む。書店で新しく文庫になっているのを見つけ購入したが、読んでみると2000年代にパソコン誌上で書かれたコラム・エッセイの再録だった。作者の工作道具とレトロ趣味について、一般読者には易しくない語り。ふと思い立って久々に著者について調べてみると、現在は「引退」宣言後の幕引き作業を着実に進めており、つい最近ホームページ「浮遊工作室」の更新も終了したとのこと。高校生のころは新刊の小説はもちろん、こちらのホームページも毎日チェックし、その手作り感というか、なんでも自分でクラフトしてしまう職人気質に憧れた。「手作り」の楽しみは、本書の主題でもある。
steamのNo, i'm not a human.をプレイ。太陽の異常活動によって夜しか活動できず、しかも人間に擬態した地底人(?)が徘徊する終末的世界で自宅に立てこもり、避難所を求めてやってきた人々を選別して仲間を増やしていくゲーム。良作。
風邪が治ったので筋トレを再開。軽く腕立てと腹筋をした。
中川純子『音読で学ぶドイツ語』のおさらいをつづける。「うちの猫がおそらくすぐに戻ってきます。」は"Unsere Katze sind wahrscheinlich bald zurück."(50/155)
20260904 日記
金曜、くもり。10時起床。
昨日は夜更かしをしてしまい、一日眠い。
昼から市立図書館で博論を進める。
夕方に翻訳。
金曜の夜はyoutubeで毎週配信されているHunterHunterのアニメを観るのが習慣になりつつある。
20260905 日記
土曜、晴れ。9時起床。
村上春樹『職業としての小説家』を読み進める。日常の経験を記憶しておくことの大切さ。
午前中に博論を進める。
午後に翻訳を進める。
ぴえ太『ニンゲンの飼い方』を読む。図書館で偶然手に取ったが、面白い! 小中学校の図書館に置くとよいと思う。
100均で「クワズイモ」を購入。美しい。ディフェンバキアの鉢を交換。ひょろひょろなので冬を越せるか心配である。